コロナ流行経て…海外医師が見た日本人の「弱点」

グローバルに語ろう アジア医師と見る未来 その8

日本最大級の医療専門サイト であるm3.comのメンバーズメディア編集部様のご厚意で、ここに転載させていただけることになりました。将来海外で働くことを目指す医療者や、海外進出を考えているビジネスマン、そして医療系を目指す学生さんの参考になれば嬉しいです(マニアックすぎて需要がないか(´・ω・`)??)。 

元外務省医務官の仲本光一先生との対談も今回で最後になります。
今回は海外で働くことの意味と、その後のキャリア形成について、いろいろと教えていただきました。
私自身もずっと海外にいるとは考えていませんが(とはいえもう8年)、海外に出たことによって視野が広がり、やれることが増えたので、一度は海外に出てみるのは良いことではないかと思っています(できれば独身の時に出てきたかった(´・ω・`))。

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ベトナムにおける、メンタルヘルスケア

学会の抄録を作るついでに、本気でレポートを作成してみました。さてここからどうやって1200文字に落とし込もう(´・ω・`)。

以下本文

近年日本におけるベトナム人労働者は増え続けており、2020年に厚生労働省より報告された、「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和2年10月末現在)によると、日本国内のベトナム人労働者は443,998 人 (外国人労働者全体の 25.7%、前年比 10.6%増) であり、今後しばらくは増えるものと予想されている。

それに伴い、以前から指摘されていた外傷やB型肝炎や結核などの感染症といった身体的な問題だけでなく、メンタルヘルスに関する問題も注目されるようになってきており、自殺に至った例も報告されている。ベトナム人に限らず海外渡航に伴うメンタルヘルスの不調が起こりやすいことは、以前から指摘されており渡航前にメンタルヘルスの評価をしておくことは重要である。

今後さらに増加することが見込まれる、ベトナム人労働者のメンタルヘルス問題に対応するために、ベトナム国内のメンタルヘルスケアの状況を知ることは、今後の臨床や研究の一助になると考え、2021年8月時点で入手可能な資料や情報から、以下のようにベトナム国内におけるメンタルヘルスケアの状況やそれに関連する事項を総括した。

How Can We Change Minds About Mental Health? | TPR
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危険な輸血勧める現地医師に、医務官は…

グローバルに語ろう アジア医師と見る未来 その7

日本最大級の医療専門サイト であるm3.comのメンバーズメディア編集部様のご厚意で、ここに転載させていただけることになりました。将来海外で働くことを目指す医療者や、海外進出を考えているビジネスマン、そして医療系を目指す学生さんの参考になれば嬉しいです(マニアックすぎて需要がないか(´・ω・`)??)。 

元外務省医務官の仲本光一先生との対談記事の3回目です(全4回)。
今回は、海外で遭遇する感染症とその対応方法についてお話をしてもらいました。
当然日本で診療したことがない病気に遭遇することは珍しくないので、いかにそれに対して準備をしておくか?というお話です。

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日本人は「弱者」で「マイノリティ」…医師はどう支援

グローバルに語ろう アジア医師と見る未来 その6

日本最大級の医療専門サイト であるm3.comのメンバーズメディア編集部様のご厚意で、ここに転載させていただけることになりました。将来海外で働くことを目指す医療者や、海外進出を考えているビジネスマン、そして医療系を目指す学生さんの参考になれば嬉しいです(マニアックすぎて需要がないか(´・ω・`)??)。 

前回に続き、元外務省医務官の仲本光一先生がご登場。今回は、仲本先生が立ち上げに関わったNPO法人「JAMSNET(ジャムズネット)」での活動を中心に、臨床現場以外で医師が力を発揮できることは何かについて教えていただきました。
私自身も海外に出たばかりのころは、『病院の中だけで臨床医として働いていればいい』と思っていたのですが、海外在留邦人のために病院の外で医師としてやれること、やらなければいけないことは、本当に多岐にわたります。
最近はインターネットも発達したので、国を超えて医療的に困っている人を支援すること、私自身が日本の医療者に助けてもらうことも珍しくありません。

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