ベトナムで働きながら、電子書籍を自費出版できるかな?
『グローバル人材に必要なヘルスリテラシー 今注目のベトナムを事例に学ぶ Kindle版』という本を書きました。書き始めて8か月ぐらいで出版できました。文章量としては122550文字です。
ベトナムに住んでいるので、日本の出版社に持ち込むわけにもいかなかったので、考え抜いたあげくに電子書籍を自費出版しました。これはその備忘録です。
なぜ電子書籍で自費出版にしたのか?
お金がかけたくないし、あまり話題になることもない分野(要は海外の日本人労働者が我慢することでバランスを取っている)なので、自費出版の道を選びました。もう最初から及び腰の動機です。
それでも挑戦したのは、『海外で臨床をやっている医者』の立場で、『これまであまり語られることがなかった海外で働く日本人の健康、労働問題』という領域にに『ほぼ一番最初に手を付けられる』といういくつかの『これはイケる』と思えるだけの要素があったからです。
もし売れなくても、失うものは時間といくばくかのお金ぐらいです。ただし医師としての信用に関しては・・・・、まあどれだけ勉強して、どれだけクォリティを出せるかですよね。。。このリスクは紙媒体で出版しても一緒なので無視。
どうやらAmazonの提供しているkindle direct publishingなら格安でいけるらしい
- 紙で本を出版すると、だいたい「300万円」?払えるわけがない、却下(´・ω・`)。
- KDPでかかりそうな費用/労力
①インターネット代
②文章、校閲など:自力(文章作成/校閲をお願いできる程の身分でもないので)、ソフトはWordでOk。
③表紙のデザイン料:表紙は買ってもらうのに重要な要素なので、プロにお願いしたほうが良い。ブログ主はイラストレーターのムラケンさんにお願いしました。出費をするならここに一番気合を入れるべきだと思います。
④レイアウトなどを整えるのは結構手間なので出版代行にお願いすると5万から20万円ぐらいかかるようです。ブログ主も能力不足のため、電子書籍出版代行サービスというところを利用しました。

①Kindleで出版しても、後日紙媒体で出版も可能
Kindle での独占出版とはどのようなものですか? で『本を KDP セレクトに登録した場合、その本のデジタル版を Kindle ダイレクト・パブリッシングでのみ独占的に販売することに承認したものとみなされます。』とされているので、後日紙媒体で出版することも可能なようです。奇跡的にどこかの編集の方の目に留まれば、そんな未来もあるかもしれません。
②その他メリット
出版後も修正・更新可能(ただし出版代行を使うとタイムリミットがあることも)。
出版後、無料で販売する期間を設けることができる。
文章を書いてみる
書く内容、書けるかどうかは、書きたい本人が気合でやるしかないにせよ、どんな人でも共通してつまづきそうなところがあったので、参考になったサイトを紹介します。
①タイトルを決める
僕はとりあえず一度ザっと書いてみてから、後からどんどん統合したり修正するやり方なので(今回は30回ぐらいは修正した)、タイトルを決めたのは最後の最後でした。
決めるにしても、売れるタイトルの方が良いと思ったので、いわゆるトレンドキーワードというものを参考に決めました。例えばGoogle Trendsを使うと、単語ごとの人気度の比較ができるので便利です。他にもこのような調べ方があるようです。

意味はあまりありませんが、泌尿器科医と内科医で比較してみました。泌尿器科医圧倒的に不人気なのかもしれません。
②文章のフォーマット
Amazonで販売する電子書籍を作る方法というサイトを参考に、Wordで作りました。もっと特別なやり方があるのではと、始める前はかなり意気込んだのですが、Wordです。ほぼ最終段階までWordで押し通せました。
Wordで文章を作成し始める時に、適切なテンプレートを選択すると、レイアウトのデザインや、見出しなどが自動的に設定されるので、かなり楽でした。

ただし僕の場合は最終段階で、Kindle Previewerという電子書籍リーダーやアプリでどのように表示されるかを、確認できるシステムで表示したときに、あまりにもイメージと違ってしまったため、めんどくさくなり(こらえ性がない)出版代行にお願いしてしまいました。
ただしこのようなサービスを使うことで、出てきてしまう制限もあるので、本当は自力でやれるのが一番いいと思います。誰かやり方知っていたら教えてください。ご飯おごります。
③引用、言葉の使い方、校正などに役に立った情報
『論文や簡単な記事は書いたことがあるけど、本は書いたことがない』、『文章の書き方の勉強なんかしたことがない』ので、自分の文章力、特に言葉の使い方にはあまり自信がありませんでした。
しかしインターネットというものは便利なもので、以下の情報がずいぶんな助けになりました。ありがたいことです。
- 著作権法に違反しないコンテンツの引用方法
- 著作権の引用とは?画像や文章を転載する際の5つの条件・ルール
- 「ひらがな書きが適当な語」の例
- 原稿を作成する際の表記法・用語法について
- 公用文 用字 用語 送り仮名 例集
- 無料で登録不要!校正チェックツール4選のご紹介
販売・宣伝方法などについて
販売方法については、kindle direct publishing(KDP)を利用しました。いろいろ選択する理由はありましたが、電子書籍の個人出版・販売ができるサイト・サービスの比較まとめ―自分の本を全世界へ!が参考になりました。
またKDPでの販売方法、販促などに関しては、これを読めばKDPセレクトの全てがわかる!登録前に確認しておこう!とKDPのホームページ内のプロモーションと販促が分かりやすかったです。
宣伝方法もいろいろあるみたいです。僕は普段のマーケティング/情報発信をFacebookで行っているので、それと相性の良い方法を選びました。
特に利用したもの
KDPの本の無料キャンペーンを利用しました。これは『後日修正できる』というKDPの特性を活かすためです。ほぼこれが目当てです。
理由は
①自費出版で、編集者がついていないので、読んでくださった方々からご意見をいただきたかったため。特に読んでいただきたい方(つまりプロ)には献本させてただきました。
②初めて書いた書籍なので、まずは皆様(想定する読者層)の反応をみたいので。
③編集者、監修者がついていないため、誤字脱字、誤情報など様々な指摘を早めにもらうことを期待して。
さいごに
まだ発行して2日目の段階でこれを書いているので、今後どのように売れていくのか、それによってどんな効果が出てくるのかわかりません。
順次アップデートしていこうかと思いますので。ご興味がある方はたまに見てみてください。