ベトナムのCOVID-19のノート 2020.05.15 感染者312例


5/15 7am時点でのベトナムの感染者

  • 計312例(ハノイ112、ホーチミン56、回復219、死亡0)
  • 4/23(268例)以降増加例:44例(うち輸入44例)
  • 海外からの輸入例(4/23以降):日本からの帰国した学生2例、イギリス人の専門家1名ドバイから帰国したベトナム人ロシアからの帰国例24例
  • ホーチミンではここまで39日間、ベトナム国内の新たなコミュニティには29日間連続で新規のコロナウィルス感染者の発生はありません。

    ※便宜上とりあえず4/24以降を第2波とします。

現在のホーチミン市で行われている対策

 首相指示第19号/CT-TTg

クラスターや隔離対象がある、もしくはあった地域

  1. ハノイのバクマイ病院
  2. ホーチミン ブッダバー
  3. ハノイのObstetrics and Gynaecology Hospital
  4. ハノイのThường Tín District
  5. ハノイのMê Linh 地区のTiền PhongコミューンにあるLucky Star Gym関連
    5/6ハノイのMêLinh地区のHạLôi村のロックダウン解除
  6. ベトナムの少数民族の一つのモン族のコミュニティー(ハザン省の中国との国境付近の集落)
  7. ビンズンのTan Uyen TownのUyen Hung Industrial Park絡み
  8. ハノイのGia Lâm区のKiêu Kỵ コミューン
    1. 発熱・呼吸苦で迅速診断(イムノクロマトキット)でデング熱及びCOVID-19 Positive、入院隔離後PCRでNegative, 現在デングとして治療中。
    2. コミューンの120世帯は隔離継続(PCRは偽陰性あり得るから)
  9. 海外からの入国者

今後の対策・スタディ

  1. 国外からの感染を徹底的に防止
    1.  現在観光客を受け入れない
    2.   ベトナム人および外交官や公式のパスポートを所持しているビジネスマネージャー、専門家、熟練労働者などの外国人のみが入国許可
      1. 入国前のオフィシャルのCovid-19陰性証明書(日本で発行できるところはないという情報あります)
      2. 入国後ホテルもしくは施設でで14日間の隔離(検疫)
      3. 検疫開始後4日目と13日目の2回の検査で陰性の確認が取れる事
  2. 国内の感染を根絶
    1. ランダムテスト
    2. 治療方針に関して:COVID-19から回復後の患者であっても、退院後30日間は監察下に置かれれます。これまでは退院適格になった後に14日間の自宅隔離でしたが、新しい方針では退院適格になった後にさらに14日間地域の医療機関もしくは、患者自身で用意した隔離場所で過ごします。その後さらに退院後30日までは外出制限やSocial Distancingなどの医療監視が行われる方針となりました。
  3. PCR検査:ベトナム製であるがWHOの認可あり
  4. BCGのスタディ
  5. ベトナム国内生産の人工呼吸器( 気管切開下陽圧換気(TPPV)向け )の人工呼吸器の出荷が始まる(気切でいくのか?)
  6. ベトナムとイギリスが共同でCOVID-19ワクチンを開発中。抗原は開発済み、現在マウスで実験中。
  7. ベトナム国立衛生疫学研究所と日本の長崎大学の15人の研究者が、SARS-CoV-2の迅速診断キット(ELIZA法、精度約95%)を開発し、大量生産の認可を得た。

日本人のベトナムへの入国再開

  • 日本人専門家64人ベトナム入国
    ベトナムの空港に到着した乗客らは空港ターミナルの外に設置されたエリアで健康状態を申告後に入国審査、税関審査を受け、隔離施設に移動して14日間の経過観察を受けます。その間にPCRなどの検査も受けます。