外資系の企業で7年間生き延びた
海外にある外国の企業(なんか言い方変だな、日系企業じゃないってことで)での働き方についてインタビューを受けました。途中で打ち切られてもかまわない思っていたので、洗いざらい、きれいごと抜きで答えてます。
ちなみに対象は医者だけじゃなくて、医者以外で海外で働きたい人(とくに腕一本でやらざるを得ない現地採用者)向けです。
私自身も現地採用、駐在などいろいろ経験しましたが、外国の企業で働くのは緊張感がありますね。結果を常に出し続けていないと恐怖しかありません。
結局自分のキャリアなんか、自分の能力と気合に合わせて作り上げるしかないでしょうし、私もあんまり他人のいうこと聞く方じゃないです。
鼻息荒いおっさん(当時42歳)の戯言と笑ってもらってもいいです。
とりあえずインタビュー受けた記録と、万が一海外で働きたい方(こんなコロナ時代にそんなにいるのか?)の参考になればということで、記録として残しておきます。
インタビューはこちら
⇒Dr. Toshiのアジアで7年間外資系病院の臨床医として働いて分かったコト
インタビューは全7回と長いんで、ザクっといかにまとめました。
【一般的に必要な素養】
- 海外で通用するスキルがある(専門職やライセンスでなくてもいいが、あるとよい。そのスキルが属人的ならばさらによい)
- 英語ができる(英検やTOEICはなくてもいい)
- 語学力とは別にコミュニケーションスキルがちゃんとある
- キャラクターがナイスである(面接の時重要視される)
- ロジカルに考え伝えることができる
- 交渉することを恐れない。交渉するスキルがある
- 明日クビになっても仕事をすぐに見つける実績と自信がある
- 人脈がある(仕事上だけでなく次の職場見つけるにも重要)
- 明日クビになっても仕事をすぐに見つける実績と自信がある
- 今の職場を踏み台と捉えられるぐらい明確なキャリアプランをもっている
- 職場にしがみつくよりも大事なものがあり、それを実行するための手段としてその職場・職種を選択している
【日本人だから有利なこと】
- 日本の国力が保たれてる現時点では日本のマーケットはまだまだ魅力的なため、そこにアプローチができる
- グローバル企業で活躍してる日本人プレイヤーはまだまだ少ないため、一旦先行者になってしまえばその後はかなりブルーオーシャン
【注意点】
- 英語ができることといわゆるグローバルは別物
- 応募時点で「これまでに海外で働いた経験や勉強した経験があるか」が求められるため、これを如何に作り出すかが重要。私はシンガポールの日系医療機関で1年働いてこの部分を作った
- 面接に通るのは職歴がしっかりしていて(学歴に関しては東洋の島国のどこ大学を出てようが外国人にはよくわからない)コミュニケーション力があれば簡単に入職できる印象。ただし3~6ヶ月の試用期間で使えなければ(英語で”Fitしない”と言います)容赦なくクビにされるので、明日海外で無職になったらどうするか常に考えておく
- 最初の就職先では不利な雇用条件を結ばされたりクビになることも珍しくないので、「2つめ、3つめの職場が本番だ」くらいに気楽に考えるとちょうどよい
- 職場との関係が長期間してくると忠誠心も問われる